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伊良部シリーズ第3弾。
先日読んだ2作目がとても面白かったので、文庫化を待てずに購入。 今回の患者は、新聞社の会長にして人気野球チームのオーナー、急成長したIT企業の社長、それから歌劇団出身のカリスマ女優。 それぞれ、少し読んだだけで誰がモデルなのかすぐわかる。こんなこと書いて大丈夫なんだろうか、と思ってしまう箇所がけっこうある。 そして最後の一話は、特定の患者の話ではなく離島での町長選挙をめぐる大混乱で、選挙違反合戦の挙句の決着のつけ方が無茶苦茶。 今回は伊良部よりも看護婦のマユミちゃんのほうが強烈な感じ。 1作目あたりでは冷めていてやる気のないという感じだったのが、パワフルというよりどんどん乱暴になってきている。 彼女のますますの活躍に期待したい。 このシリーズの1作目「イン・ザ・プール」は映画化(DVD有り)、2作目「空中ブランコ」は4月20日から舞台での芝居になっている。 伊良部役は映画のほうが松尾スズキ、舞台は宮迫博之だそうで、両方ともぜんぜん太ってない人。 DVDのほうはちょっと見てみたい気もする。 |
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トンデモ精神科医・伊良部シリーズ待望の文庫化第2弾。
今回の患者は、空中ブランコのスターにヤクザに伊良部の同窓の精神科医、それにプロ野球選手に女流作家と豪華な顔ぶれ。 前作と違うのは、患者がそれぞれの世界で一応の成功を収めたというところか。どこにでもいそうな人々が登場する前作に対し、今回はみな花形や売れっ子であるが故の特殊な症状を抱えている。 伊良部は相変わらずのマイペース、といえば聞こえはいいが例によって人の話は聞いておらず自分の興味と欲望のままに動いている。 精神科なのにいきなりミニスカートの白衣の看護婦に注射をうたれ、「こいつ本当に医者か?」「まるで五歳児」と誰もが思いつつ伊良部のペースに完全に巻き込まれ、ブチ切れたり大騒ぎしているうちに直ってしまう。 意識してやっているのならすごい名医なのだろうが…。 お茶を噴き出すほどではないが、伊良部のめちゃくちゃな言動と患者のツッコミに顔が崩れっぱなしだった。やっぱり人前では読みづらい。 やる気のない変人看護婦マユミちゃんも相変わらずだが、最後の話ではちょっといい感じ。 毎回このページ数でこれだけ楽しく話をまとめるのは大変な作業だと思う。 突然前・後編になったり、通常の3〜4倍の長さの話になったりは小説でもドラマでもよくあるが、あれは話が上手くまとまらなくなるのだろうか。 この伊良部シリーズは、この短さも面白さのポイントの一つだと思うので、このスタイルでどんどん続けてほしいと願っている。 |
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